歯ブラシ同棲

カップルで同棲をすることになった時、1LDKのお部屋を選ぶケースが多いようです。

1LDKのお部屋で快適に過ごすためには、どんな工夫をすれば良いのでしょうか。

そこで、同棲をする人たちにぴったりな、1LDK物件でのオススメレイアウト例をいくつかご紹介します。

1. 1LDKに同棲する方におすすめの家具・インテリアレイアウト

同棲しようと思ったカップルがお部屋を探す時、2人の距離感を保ちながら快適に過ごすことが出来る間取りとして、1LDKがよく選ばれます。

◆1LDKのお部屋とは?

「1DK」と「1LDK」では、何となく1LDKの方が広いということはわかりますが、具体的にどんな違いがあるのかまでは理解していない人も多いようです。

「1DK」と「1LDK」の違いは、お部屋の広さの違いです。

首都圏不動産公正取引協議会の指導基準によると、「1LDK」の 「DK」とは、ダイニングキッチンのことです。

料理をするキッチンと食事をする場所が1つのお部屋になっている場合です。

「1LDK」の 「LDK」とはリビングダイニングキッチンのことです。

料理をするキッチンと食事をするダイニング、そしてくつろぐことが出来るリビングルームが1つのお部屋になっているケースです。

「LDK」と「DK」は、どんな基準で決められているのかというと、広さで変わってきます。

寝室が1部屋の1LDKの場合、キッチン周りが8畳以上のスペースがある場合は「LDK」となり、4.5畳以上8畳未満の場合は「DK」となり、4.5畳未満は「K」となります。

寝室が2部屋以上の2LDKの場合、キッチン周りが10畳以上のスペースがある場合は「LDK」となり、6畳以上10畳未満の場合は「DK」となり、6畳未満は「K」となります。

ロフトや窓のないサービスルームはお部屋と換算されないので、S(サービスルーム)やN(納戸)として表記されます。

したがって、1LDKのお部屋とはベッドルームが1部屋で、8畳以上のLDKが1部屋あるという間取りになります。

1LDKのお部屋は、1人で暮らすにはちょっと広く感じますが、カップルや夫婦が2人で暮らすには最適の間取りとも言えるでしょう。

1-1. 1LDKのレイアウト例①「二人で共有して全てのスペースを使う」

1LDKでカップルが同棲をする場合、全ての部屋を2人で共有して使うことが多くなります。

料理をする場所であるキッチン、食事をするダイニングスペース、2人がくつろぐスペースとしてリビングルームと、あと1つの個室は2人の寝室として使うパターンです。

1Kのお部屋だと個室が1つになってしまうので、1人の空間を保つことは難しくなります。

ですが、1LDKのお部屋だとそれぞれ1人になりたい時は、寝室とリビングルームに分かれて過ごすことが出来るので、プライベートの空間や時間を持つことが出来ます。

また、どちらかの知り合いが家を訪ねて来た場合も、寝室をプライベートルームとして確保することが出来るので、来客中1人は寝室で過ごすことができます。

1LDKの間取りであれば、2人で全てのスペースを共有して使っていても、特に不自由を感じることはありません。

1-2. 1LDKのレイアウト例②「LDKの使い方を考える」

1LDKのLDK部分は8畳以上からだとご説明しましたが、8畳というと大体の広さは約13.2㎡、約3.6m X 3.6m で畳8枚分のスペースです。

実際には、8畳というと「6畳よりちょっと広めかな?」という印象です。

「1LDK」と表示されていても、正方形に近い基準ギリギリの8畳サイズでは、ダイニングテーブルと食器棚を置くと、その時点ですでに「意外に狭いかも?」と感じます。

さらに同じスペースにリビングスペースを考えると、ソファやTVを置くことになります。

すると、かなり窮屈になってしまうものです。

そこで同棲カップルの場合、LDKのレイアウトを工夫する必要があります。

・食器棚はコンパクトなものを選ぶ

食器棚がスペースを取ってしまうと、LDKのスペースをかなり圧迫してしまいます。

そこで食器類は必要最小限にして、食器・食料ストック品が一緒に入るくらいの細身の食器棚を選ぶようにしましょう。

食料ストックも収納スペースに入る分しか購入しないようにすることも大切です。

安売りだからといって買い過ぎるとスペースを奪われてしまいますので注意しましょう。

・ソファとダイニングテーブルが一緒になったタイプを選ぶ

LDKが8畳だった場合、ダイニングテーブルとソファセットとテレビを一緒に置こうとすると、物であふれかえってしまい、導線が悪くなってしまいます。

そういう時は、ダイニングテーブルとソファが一緒になっているタイプを選びましょう。

ダイニングテーブルがカウチソファになっているものが便利ですが、思い切ってダイニングテーブルとソファを別々に購入するのも良いでしょう。

テイストが同じものを選ぶと、違和感を感じずに部屋に馴染みます。

・テレビは壁掛け式を選ぶ

テレビを置くとなると、テレビ台やAV機器、DVDなどを一緒に置くようになるため、大きなテレビ台が必要になります。

そこで、思い切ってテレビは壁掛け式を選ぶようにしましょう。

今はテレビは番組やDVDを見るというよりも、配信サービスを利用することの方が多いかもしれません。

また、スマホやタブレットからairplayでテレビに動画を飛ばして見るという風に、使い方も変化しています。

AV機器類は極力使わないようにするのも1つのポイントです。

1-3. 1LDKのレイアウト例③カラーテイストを揃える

1LDKでカップルが同棲をする場合、出来るだけ部屋が広々と使えるように工夫したいところですね。

部屋を広く見せるためには、カラーコーディネートも重要です。

ダークな色合いは、どうしても重く狭く感じますし、逆にホワイトなどの明るい色合いは空間に広がりをもたらします。

ホワイトやオフホワイトなど、明るい色合いを基調とした部屋作りを意識することも、同棲暮らしをのびのび過ごすためのポイントです。

・ラグとカーテンの色を揃える

部屋にラグを敷く人も多いでしょう。

ラグの色合いは、部屋作りの大きな印象になってくるので、出来るだけ明るめの色を選ぶようにしましょう。

ラグの色とカーテンの色を揃えると、お部屋に統一感が生まれますよ。

・フローリングと家具の色合いを揃える

家具を買い足す場合、フローリングの木目のカラーと家具の色を揃えると、お部屋全体に統一感が生まれます。

特にLDK部分は、キッチン・ダイニング・リビングと3つの目的を兼ね備える部屋になるので、ごちゃごちゃさせないように意識することが大切です。

色合いを揃えると、それだけですっきり感が生まれるので、家具を買う時期が違ってもテイストは変わりません。

2. 1LDKで同棲を始める方におすすめの家具・インテリア

これから1LDKで同棲を始めようとするカップルは、家具とインテリアを決めていくことも楽しみの1つですね。

それぞれが持っているものを持ち寄るのも良いのですが、お互いが1人暮らしをしていた場合など、どちらか1つのもので事足りる場合もあります。

2-1. 結婚を前提とした同棲の場合は、とりあえずの物は買わない

結婚が決まっているカップルの場合は、今後のことも考えて家具を選ぶことも大切です。

結婚生活につながるための同棲ですので、長く使える家具を購入しましょう。

将来的に集めていきたい家具があるのであれば、毎年1つずつ購入していくなど、計画を立てて家具を揃えていくことも楽しみにつながります。

それでは具体的に必要な家具を見ていきましょう。

2-2. ダイニングテーブル

2人で暮らす場合、ダイニングテーブルはあまり大きすぎない方が良いでしょう。

80cm×80cmの大きさで十分ですが、オススメは直径80cmの丸テーブルです。

丸テーブルであれば、来客の時に人数が増えても、椅子を増やせばみんなで食事をすることが出来ます。

丸テーブルと、丸椅子で積み重ね出来るものがいくつかあると便利です。

将来のことを考えると、アルテックのスツールなどを持っておくと一生涯使える椅子として重宝します。

2-3. ベッド

同棲をする場合、ベッドはシングルを2つかダブルベッドかで悩むでしょう。

お互いによく話し合って決めましょう。

仕事の都合などで睡眠時間がバラバラになる場合は、ダブルベッドではない方が良いでしょう。

2-4. ソファ

ソファは暮らしの必需品ではありませんが、リビングにソファがあるだけで憩いの空間となります。

2人用のソファか3人用のソファか、お部屋のスペースにあったものを選びましょう。

2人で座ることを考えると、2人用のソファは窮屈です。

せっかくソファを購入するのならば、3人用のソファを購入しましょう。

生地や色合いも好みが分かれる場合は、2人でよく話し合って決めましょう。

2-5. 収納家具

収納は、新たに家具を買い足すよりも、作り付けのものを最大限利用するようにしましょう。

・押入れやクローゼットの仕切りになる棚を利用する

押入れやクローゼットをフルに活用するために、仕切りをつけて使うことや、突っ張り棒やウォールネットを設置して壁面も収納できるようにすると、最大限に作り付けの収納を活用することが出来ます。

突っ張り棒形式の棚を利用すると、押入れやクローゼットを細かく仕切ることが可能です。

2-6. ベッドの下を活用する

ベッドを置く場合は、ベッドの下にも収納スペースが出来ます。ベッドの下のスペースは、普段あまり出し入れしないものを収納しましょう。

シーズンオフの衣類や小物を収納するのに向いています。

2-7. 収納家具を買う場合は、背の低い家具を選ぶ

あまり物を持たない暮らしをしていきたいのであれば、不用意に収納家具を買い足さない方が賢明です。

どうしても収納家具が必要になった場合は、あまり背の高いものを買わないようにすることもポイントです。

背の高い家具はそれだけで圧迫感を感じるので、部屋が狭く感じられてしまいます。

収納家具を買う場合は、出来るだけ自分の目線よりも下にくるような、背の低い家具を選ぶようにしましょう。

3. 同棲するなら1LDKと2DK・2LDKどっちがおすすめ?

同棲するなら、1LDKと2DK・2LDKはどちらがオススメでしょうか?

1LDKと2DKであればさほど広さは変わりませんが、お部屋のスタイルとしては、2DKとなると2つの個室が確保されます。

2LDKになると、2つの個室+リビングダイニングキッチンになるので、広さは全く変わってきます。

その分家賃も1LDKとはかなりの差があります。

2人の生活スタイルで、どちらかが必ずワーキングスペースを必要とする場合は、2LDKで同棲するというカップルもいるでしょう。

2人がそれぞれに個室を必要としない場合は、1LDKでも十分生活は出来ます。

そこで、1LDKと2DK・2LDKのそれぞれメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

3-1. 1LDKのメリット・デメリット

1LDKで同棲をする場合、やはりメリットとデメリットがあります。

・1LDKで同棲するメリット

1LDKは、2DK・2LDKと比べると家賃が安いというメリットがあります。

また2DK・2LDKよりも手狭な分、掃除が楽です。

お互い働きながら同棲する場合は、家事も分担して行うと思いますが、家事の負担が出来るだけ少ない方が良いですよね。

1LDKの間取りだと掃除が楽なので、どちらが掃除当番になっても手早く掃除が終わるというメリットがあります。

・1LDKで同棲するデメリット

1LDKは部屋数が少ない分、収納スペースも少ないというデメリットがあります。

1LDKに入る荷物の量は限界がありますので、同棲を始める時は出来るだけスッキリとした暮らしが出来るように意識しましょう。

2人で暮らしていると、いずれ2人分の荷物が増えていきます。

1つ購入したら1つ捨てるというルールも徹底しておきましょう。

3-2. 2DK・2LDKのメリット・デメリット

2DK・2LDKで同棲する場合のメリットとデメリットをご紹介します。

・2DK・2LDKで同棲するメリット

2DK・2LDKとなると、2つの個室が確保されるので、お互いの部屋を確保することが出来ます。

荷物の多いカップルの場合は、2つの個室がある方が安心です。

2DK・2LDKの部屋であれば、自分の大切なものを持ったまま同棲できるというメリットがあります。

・2DK・2LDKで同棲するデメリット

2DK・2LDKで同棲するとなると、どうしても家賃が高くなってしまうことがデメリットです。

同棲の時は、家賃も折半という人が多いでしょうから、その分出費が増えてしまいます。

同棲をする場合は、広さをとるか家賃を取るかで2人でよく話し合ってお部屋を決めましょう。

4. 1LDKで同棲を始める方におすすめのレイアウト実例まとめ

1LDKで同棲を始める方におすすめのレイアウトや、1LDKと2DK・2LDKの違いとそれぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。

2人で同棲をする場合は、物件の環境や間取り、家賃などを2人で考えてから部屋を選びますが、2人で使う家具もよく話し合ってから決めましょう。

いずれ結婚して子供が増えた時のことを想定して、安易に『とりあえずの家具』を買わないことも大切です。

2人の生活を始めるのに、一気に家具を揃える必要はありませんので、2人で考えながらベストな家具を選んで、お気に入りの空間を作ってくださいね。