東京の1Kマンション・アパートの家賃相場はいくら?

進学や就職で東京に一人暮らしを始めるのであれば、手ごろな値段で入居できる1Kの物件を探してみるのがおすすめです。

物件の中身も気になりますが、初めての一人暮らしとなると月々の家賃が安いというのは魅力です。

そこで今回は、東京で1Kのマンション・アパートの家賃が安い場所や地域・駅をランキング形式で紹介します。

1. 1Kの家賃相場【東京編】

1-1. 1Kの間取りで最も家賃相場が高い地区はどこ?

東京で最も家賃相場が高いエリアは千代田区です。

家賃相場が1Kで11.50万円ですから、東京都内で最も家賃相場が安いエリアと比べると約3倍も値段に違いがあります。

千代田区はオフィス街が多いので平日はサラリーマンやOLの姿が数多く見られますが、オフィスがお休みとなる週末は非常に静かです。

ただしこのエリアは賃貸物件自体がそれほどないため、1Kで安い物件を探すのはかなり厳しいです。

人口も平成30年8月1日現在で59,748人と少なく、区民の平均年齢も41.93歳と若いです。

1-2. 東京で1Kの平均家賃とは?

東京23区と23区外だと1Kでも平均家賃相場がかなり違います。

23区外だと5万円台が多いのですが、23区だと6~7万円台が相場になります。

2. 東京で家賃相場が安い場所・地域ランキング

第5位【日野市】5.60万円

日野市は多摩地区の南側にあります。

自然環境に恵まれたエリアで、公園や名所も多い場所です。

交通はJR中央線・京王線・多摩モノレールがありますので、都心部へのアクセスに困ることはありません。

都心に通勤・通学するのであれば日野駅周辺の物件を探すのがおすすめですが、行動範囲が日野市内に限られるのであれば市の中心部である「高幡不動駅」周辺の物件を探すのがおすすめです。

第4位【あきる野市】4.82万円

旧秋川市と五日市町が合併してできたのが「あきる野市」です。

多摩地区にあるため都内でも自然豊かなエリアとして有名です。

JR五日市線や市内を循環するコミュニティバスなどがあるので市内の移動は問題ありませんが、都心へのアクセスは不便です。

車を持っているファミリー向けには人気があるのですが、移動が不便ということもあり一人暮らしをするにはあまり人気がありません。

最も交通の便が良いのは「秋川駅」周辺です。

市役所や図書館大型商業施設なども秋川駅周辺にあるので、このエリアで物件を探せば日常生活で不便を感じることはないでしょう。

第3位【羽村市】4.74万円

多摩地区の北西部にあるのが「羽村市」です。

70年代に「東京のベッドタウン」として開発がすすめられたこともあり、ファミリー向けに人気があるエリアです。

JR青梅線が通っているのでアクセスに困ることはありませんが、駅から離れるとコンビニやスーパーもまばらに点在する程度なので不便を感じる人が多いです。

静かな住宅街ですので、車を持っていないのであれば駅周辺で物件探しをするのが一番です。

多少の不便はあっても、値段と住環境を重視したい人にはおすすめです。

第2位【武蔵村山市】4.22万円

多摩地区の北部にあるのが「武蔵村山市」です。

自然豊かな環境にあるので子育て中のファミリーに人気があります。

車の交通網が発達しているのが特徴にあるので、電車を使わなくても車で都心まで約60分で移動できます。

ですからマイカー通勤・通学を考えているのであれば家賃も安く環境の良い街です。

もちろん市内の交通網もしっかりしており、車を使わなくても路線バスを使えば駅まで移動が出来るようになっています。

ですから駅から離れている場合でも、路線バスの停留所が近くにある物件は穴場です。

第1位【青梅市】4.04万円

埼玉県飯能市との都境にあるのが「青梅市」です。

「梅の名所」としても有名なエリアで、見ごろを迎えると多くの見物客が訪れる場所でもあります。

山間には岩蔵温泉もあり、人気の観光スポットでもあります。

実は青梅市は交通網も発達しており、電車も特急や快速に乗ればなんと約60分で新宿まで移動することが出来ます。

ですから青梅駅、東青梅駅周辺の物件を狙うとかなりお得です。

3. 東京で家賃相場が安い駅ランキング

第5位【仙川駅】

大学が近くにあるのでもともと学生が多い街なのですが、駅周辺が再開発されたことによってとってもおしゃれな街に変身しています。

渋谷駅まで20分という超好立地なのに1Kの平均家賃が7.06万円とかなりお得!

世田谷区との境目にあるのですが、住所だけ注目すると「調布市」にあたるためになんと世田谷区の平均家賃よりも約1万円も相場が安くなっています。

さらにスーパーマーケットの充実度が高く、駅舎内には【京王ストア】【啓文堂書店】もあります。

駅周辺には【白百合女子大学】【桐朋学園大学】【桐朋学園芸術短期大学】【桐朋女子中学校・高等学校・小学校・幼稚園】などがあります。

第4位【経堂駅】

新宿まで最短14分という超好立地なうえに学生街でもあるので、住所は世田谷区になるのですが平均相場よりも約1万円も安い7.43万円!

駅周辺には学生にうれしい下町の商店街が広がっているのですが、都内にあっても緑があふれた街なので初めての東京暮らしでも安心して暮らすことが出来ます。

駅周辺には【東京農業大学 世田谷キャンパス】【東京農業大学短期大学部】【日本大学 文理学部キャンパス】【日本大学 商学部キャンパス】【東京医療保健大学 世田谷キャンパス】【青葉学園短期大学】【国士舘大学】【明治大学 和泉キャンパス】【駒澤大学 駒澤キャンパス】【駒澤大学 法科大学院】【成城大学】【日本体育大学 東京世田谷キャンパス】などがあります。

第3位【京成立石駅】

東京駅・上野駅まで約30分の好立地なのに、都心の1K家賃相場よりもはるかに安い6.2万円というお手頃価格の物件がゴロゴロあります。

駅にはアーケード街があり、下町の情緒が今なお残る懐かしい場所でもあります。

都内で家賃相場が低いにもかかわらず治安が良いのも魅力です。

コンビニが少ないのがちょっと気になりますが、都心部へのアクセスが便利で静かな住環境を求めているのであればおすすめのエリアです。

第2位【田端駅】

山手線沿線で最も家賃相場が低いのが田端駅です。

アクセスはとにかく便利で、東京・新宿・池袋もすべて20分以内で移動できます。

駅周辺には一人暮らしに便利な下町の商店街やスーパーもあり、不便を感じることはほとんどありません。

駅の周辺には小学校もあるので、一人暮らし用の物件とファミリー向けの物件が充実しているのが特徴です。

大通りにはファーストフード店や飲食店のチェーン店が並んでいますが、裏通りに入ると下町情緒がいまだに残る閑静な住宅街になっています。

家賃は駅から離れた方が安くなりますが、駅周辺の方が治安は良いです。

アクセスに便利で女性一人でもでも安心して夜に歩くことが出来る物件を探しているのであれば、駅周辺の物件がおすすめです。

第1位【成増駅】

東京の中でも家賃相場が安いと人気の板橋区にあります。

成増駅は東武東上線になりますが、実は東京メトロ有楽町線と副都心線の「地下鉄成増駅」がすぐ近くにあるのでアクセスはとにかく便利です。

同じ板橋区でも中心部になると約7万円する家賃相場も、成増駅周辺の物件になると5.85万円にまでプライスダウン!

一人暮らしに便利な激安スーパーやドラッグストア、一人でも気軽に立ち寄れる飲食店なども駅の近くにあります。

4. まとめ

東京で家賃相場が安い地域・エリア・駅を紹介してみましたが、気になるエリアは見つかったでしょうか?

え、その駅周辺って安いの!?と思う駅、ありませんでしたか?

東京は交通の便に注目して物件探しをすると、都心部までの移動時間が短くても家賃相場が安い物件を見つけることが出来ます。

穴場のエリアでは下町情緒や豊かな自然がすぐ近くにある物件も多いので、初めて東京に出てくる人でも安心して一人暮らしを始めることが出来ますよ。