狭い1DKのキッチン収納の方法と快適な収納術と便利グッズのアイデア5選

1DKを選ぶ方にとって一番気になるのは、「キッチンの使い勝手」だと思います。

同じ1DKの部屋にも、驚くほど様々なバリエーションがあります。

現在1DKにお住いの方、もしくは探されている方の中で、「1DKは妥協」だと思っている方はいらっしゃいませんか?

もちろん1LDKに比べ、使い勝手は良くないかもしれません。

しかし工夫次第では、1LDKより使い勝手の良い空間になる可能性を大いに秘めています。

そこで、今回注目する箇所は「キッチンの収納」についてです。

狭いと思う1DKでも、快適な空間として生活を満喫できるアイデアをご紹介します。

1. 狭い1DKのキッチン収納アイデア5選

近頃では、色々な便利グッズが100円ショップでも売られています。

そういったグッズの使い方とアイデアをご紹介していきます。

1-1. 狭いキッチンを賢く使いこなす方法

ちょっとしたグッズを使うことで、調理のしやすさや見た目もだいぶ変わってきます。

狭いシンクには、たためる水切りやラック、伸縮自在のスライドラックなどの便利グッズがあります。

同じ伸縮タイプでも、プレートが網目状の物もあったりして、小さな食材や細かい物が落ちる心配がなく、スペースを広く活用できる商品もあります。

これらの商品を使用することで、狭いキッチンでもちょっとした物を置くことが可能になり、使い勝手がまったく違ってきます。

まな板をラックの上で使用すれば、ゆとりが生まれます。

調理が終われば、今度は洗った食器や調理器具を水切りラック代わりに使えば、水切りカゴのほかにスペースができてたくさん物を置くことができます。

自炊をする方も、来客を招いて料理をたくさん振る舞う方も、ちょっとしたスペースがあるのとないのとでは全然違ってきますよ。

1-2. ちょっとした隙間の活用方法

たとえば、冷蔵庫とキッチンの間の隙間にフィットするキャスター付きのラック商品を使用すれば、取り出しもスムーズです。

今ではサイズ幅が10cmから選べる商品もあるので、狭くても隙間収納を利用すれば、ストックしている食材や軽い食器やコップなどを置く収納スペースが増えますし、キャスター付きなので出し入れもお掃除も楽ですよ。

使いやすいだけではなく、自分の生活習慣に見合った収納の仕方をすると毎日の生活が楽になります。

1-3. 壁を利用する方法

賃貸だと、どうしても壁に穴をあけたり何かを貼るのは、ためらってしまうことが多いと思います。

つっぱりパーテーションという、縦につっぱって真ん中がラックになっている商品があるのですが、それを利用すれば、お玉などのキッチン道具をかけることができます。

こちらにフックなどをかけて「見せる収納」のようにきれいに並べれば、見た目もよく使い勝手もいいでしょう。

こういった商品は、ホームセンターやアマゾンなどでも揃えることが可能ですし、フックなどは100円ショップなどでも売られています。

また、マグネットが付いているシート状の物も売られているので、包丁などをそのままくっつけることもできますし、マグネットに付く缶などに小物などを入れて、そのまま並べて付ければ見せる収納にもなりますよ。

1-4. 空いた場所の活用方法

空いている場所は、下だけではありません。

上にも目を向けてみましょう。

開いている場所に横のラック付きのつっぱり棒を付けて、そこに100円ショップなどで購入できるスタンドファイルボックスを並べて置けば、スーパーの袋やゴミ袋などの軽い物の収納が可能になりますし、その横にはラップやアルミホイルなどを置くこともできます。

そして、普通のつっぱり棒をキッチンペーパーの丸い穴に通せば簡単に取り付けられますし、ふきんなども掛けることができます。

軽いつっぱり棒なら、100円ショップでも取り扱っています。

今や100円ショップやホームセンターに行けば、色々な便利グッズを売っています。

そして、暮らして使っているうちに、他にもいろいろとアイデアが生まれたりするものです。

周りのある物でふと「あ、これであれを・・・」なんていうことも日常で浮かんできたりします。

例えば、牛乳パックなどでちょっとした椅子を作ることもできるくらいですから、お菓子など食品に使用されている箱や容器なども、使い道はたくさんありますよ。

1-5. シンク下やコンロ下の活用方法

コンロ下には、前述したようなファイルボックスのように、洗えるプラスチックタイプの商品などをできるだけ活用して、フライパンや鍋や蓋などを縦に収納しましょう。

横に重ねてしまうと、どうしても下にしまった物を取り出すのに、いちいち上の物を全部どかす手間がかかってしまいます。

シンク下のスペースは、どうしても排水管が大きく邪魔しているので、こちらには、なるべく重いものも置けるしっかりしたラック付きのつっぱり棒を、排水管を挟むように付ければ2段収納になります。

2. 1DKにおすすめの食器棚とレイアウト例

2-1. 食器棚の活用方法

やはり、食器棚の大きさにも限度がありますね。

食器棚に入れる食器も、大きさ順に仕切りラックを使って、縦収納にした方が収納量がアップします。

食器棚の中が丸見えのガラス扉の場合は、目隠しシートなどを使用するといいでしょう。

今では100円ショップなどでも、かわいくておしゃれなものを多く扱っています。

2-2. DIYの活用方法

それでも収納が足りない場合は、置けそうなスペースに小さな3段ラックを置いてみたり、思い切ってDIYに挑戦して、サイズに合うような棚を作れば収納場所も増えますよ。

目隠しがない調味料などは、インテリアのように飾りつけるとより本格的でおしゃれに見えます。

みなさん、それぞれのスタイルがあると思いますので、自分の好みや生活習慣に合った空間を演出するといいでしょう。

2-3. ダイニングの活用方法

住む方によっては人をよく招く方もいれば、ほとんど招かないでゆっくり過ごしたい、という方もいると思います。

大きなテーブルが必要な方なら、折り畳み式のテーブルや椅子をおすすめします。

来客の際だけ広げて使えば普段は邪魔になりませんし、ほとんど招かない方ならサイズにあったテーブルを使用するといいでしょう。

ダイニングには冷蔵庫など大きな物を置くので、それだけで重圧感があると思いますが、同じように高さのある引出しボックスなどを置くと、バランスよく見えていいと思います。

3. キッチンだけじゃない!1DKの狭さを解消するおすすめ収納術

特にリビングスペースがない1DKではスペースに限度があるので、居心地の良い空間にしようと思うとちょっと工夫が必要です。

基本的に狭い部屋は、壁の方に物を置くとだいぶ広く使えて、見栄えもすっきりします。

テレビなども壁にくっつけて置きます。

また、低めの家具の方が部屋を広く見せてくれるので、なるべく低めの家具を選ぶことをおすすめします。

ベッドなどもローベッドなどがいいでしょう。

ベッドの頭の部分などに、収納のある棚などを置けば、またひとつ収納スペースが増えますね。

クローゼットなどの収納がない場合には、3段カラーボックスを縦に置けるだけ置いて、100円ショップでも売られているようなボックスを使って、洋服などをしまうといいですよ。

洋服ラックもお店のディスプレイのようにして見せる収納にすれば、おしゃれな印象になります。

4. まとめ

今回は1DKのキッチン収納がテーマでしたが、1DKだからといって必ずしも一人暮らしとは限りませんね。

二人暮らしの夫婦だったり、同棲しているカップルだったり、シングルマザーの親子だったりと、様々な状況のもと選択されている部屋だと思います。

自分たちの生活習慣やリズムを大切に、みなさんそれぞれの住みやすい環境を作って暮らしていきましょう。

今や、断捨離という言葉も流行っています。

本もたくさん出ていますし、そのために最近ではわざと狭いお部屋を選ぶ人も少なくありません。

これを機会に、今部屋にある物が、自分にとって本当に必要な物か必要ではない物かを見極めるきっかけにしてみてください。