1DKとは、1つのお部屋とダイニングキッチンがついた間取りのことを指します。
基本的に専有面積は、約25〜35㎡です。
1人暮らしをするにあたっては十分な広さであり、ゆったりと暮らすことができる間取りでもあるでしょう。
そんな1DKに住むとなった時に役立つであろう、おすすめのインテリアレイアウト方法についてまとめてみました!
このページでわかること
1. 1DKのおすすめインテリアレイアウトの実例
まず1DKの間取りとして最も一般的なのが、玄関を開けるとすぐにキッチンのあるダイニングルームが広がり、その仕切りを隔てた部分に1つのお部屋があるというものです。
基本的にダイニングルームの広さは、4.5~8畳ほどとなっています。
1人暮らしとしてはお部屋が2つあるため、住んでいくには十分の広さでしょう。
そんな1DKの部屋をさらに広く見せるためにも、インテリアレイアウトの仕方を各部屋ずつ見ていきます。
1-1. レイアウト実例①「キッチン」
ダイニングキッチンの広さは、基本的に4畳以上です。
キッチンには様々な種類がありますが、なかでも奥行きが60cmほどのI型キッチンがおすすめです。
一列に並んでいるI型キッチンでは、上部に収納棚が付属されていることが多く、食器やキッチン用品などを無駄なく収納することができます。
あらためて食器棚を購入する必要がないので、かなり便利ですね。
1-2. レイアウト実例②「リビングダイニング」
ダイニングに置くテーブルセットタイプとしては、60cmの正方形タイプのテーブルに、2つの椅子がついた大きさのものが人気です。
1人暮らしであっても、来客のことを考えて2人分座れるスペースがあると、ちょうど良いでしょう。
テーブルセットを置く際には、動線に気をつける必要があります。
窓際や壁際に置くのではなく、中央に置くと広々とお部屋を使うことができるでしょう。
1-3. レイアウト実例③「寝室」
1DKでは、ダイニングキッチンの他にもう1つ、プライベート空間にすることのできる1部屋があります。
このお部屋を寝室にし、空間を楽しむことのできるレイアウトを作っていきましょう。
テーブルなどはダイニングに置いてあるわけですから、広々とベッドのみにしてみることで何も置いていない空間を増やすことができます。
お部屋を広く見せるには、お部屋の3分の2がフリースペースであることが理想です。
ベッドを置いても3分の2以上のスペースは十分あるので、さらに本棚などの背の高い家具を置いてみて、1部屋に仕切りを作ることで、寝室と趣味の空間とを分けることもできます。
そんな寝室のレイアウトのコツとしては、ベッドの下に収納カゴなどを置くことです。
ベッドの下の見えない部分に収納することで、余分な家具を減らすことができるでしょう。
2. 1DKの間取りや広さのメリット・デメリット
1DKでの間取りや広さに関してのメリットやデメリットも、これから見ていきましょう!
2-1. メリット
・1Kよりも広い
1DKはキッチンとダイニングとの部分が、4畳以上の比較的広いスペースとなっています。
そのためテーブルを置いても空間が残りますし、食事をするスペースをしっかりと取ることができる広さがあります。
1DKと比較されやすい1Kと比較してみても、やはりダイニングが増えてくるため、1DKの方がその分お部屋も広くなるわけです。
そしてさらに1部屋分がついているため、プライベート空間とキッチンとを完全に分離することができます。
そのため1人暮らしで住むには、十分すぎる広さというメリットがあります。
ゆとりのあるお部屋に住みたいという人におすすめの間取りです。
・賃料を安く抑えられる!
1DKはダイニングが付く分、1Kと比べてみて高いイメージがあるかもしれませんが、実は賃料はほとんど変わりません。
最近は1DKの物件が少なくなっている傾向にあり、築年数が古い傾向にあるため賃料が安くなっているのです。
家賃が高いと言われている東京都内であっても、1DKは基本的に安い値段で借りることができます。
・インテリアを置いておしゃれに使うことができる
1DKは部屋の広さが十分あるため、インテリアを楽しむことができます。
自分好みの家具を置いて、おしゃれな部屋に仕立て上げることが可能です。
2-2. デメリット
・部屋の掃除が面倒
1DKはメリットにもあったように、比較的お部屋が広いため、掃除をする際には面倒と感じてしまうかもしれません。
なかなか掃除をする時間が取れないという方にとっては、少し苦痛に思う人も多いようです。
・学生にとっては家賃が高い
メリットの方では安いと言われているものの、収入の少ない学生の方にとって1DKは、ワンルームと比べてしまうと高いと感じてしまいます。
やはり少しの違いとはいえ、最も安いのはワンルームです。
そのため、なるべく家賃は安く済ませたいという方にとっては、不向きな間取りでもあるでしょう。
このように、メリットとデメリットを見ていったことからもわかるように、1DKをおすすめしたい人として、まずは食事をするスペースと寝室とを完全に分けたいという方が挙げられます。
キッチンダイニングといった食事をする部分と、もう1部屋寝室や趣味の部屋として使うことのできるお部屋があることで、しっかり区別することが可能です。
キッチンからの食事の匂いが、寝室にこもってしまうという心配もありません。
そしてもう一つ、キッチンを広々と使いたい方にも向いています。
ダイニングとキッチンとが分かれており、キッチンにもゆとりのあるスペースをとっているため、お料理をゆったりとすることが可能です。
お料理好きの方にとっては、特に嬉しいポイントですね。
そして、1人暮らしでも来客がよくあるという方にも、広めの1DKは適しているでしょう。
さらにキッチンの広さを生かして、大人数でのホームパーティーなどもおすすめです。
3. 1DKにインテリアを配置するポイント
では最後に、1DKに住む際に使えるようなインテリアの配置ポイントに関して紹介していきます!
3-1. 高さのある家具は入り口付近にまとめる
部屋のスペースも取り、高さのある家具はできるだけ入り口付近にまとめましょう。
背の高い家具を入り口付近に置くと、入り口から見た部屋の内部が遮断されることなく、広く見えるという効果があります。
室内に向かって歩く方向に何もないことで、動線を確保しやすくなるというメリットもあります。
1DKは広いと言われているものの、やはりレイアウトのポイントはお部屋を広く見せることです。
そのために、少しでもレイアウトを工夫することが大切です!
3-2. 折りたたみ式のテーブルや椅子を配置する
食事の際には、できるだけ広いテーブルが良いというわがままにも、折りたたみ式のテーブルであれば十分対応することができます。
普通のテーブルに比べて部屋のスペースを取らず、安価で買えるというメリットもありますよ。
最近では、アウトドア用に折りたたみ式のものが発売されているため、それがあえておしゃれだという意見もあるほどです。
また来客がない際には、折りたたみ式であればしまっておくこともできるので、収納の点でもかなり便利に使うことができますね。
3-3. 本棚などで部屋に仕切りを作る
寝室部分のレイアウトの際にも少し出てきましたが、本棚などの高い家具を使って1部屋に仕切りを作ると、より快適に過ごすことができます。
本棚を置いて、寝室と趣味の空間として分けるというのも、もちろんいいでしょう。
クローゼットやシェルフなどを使って、入り口に近い空間をリビングとして作ることも可能です。
仕切りを作る際には、動線に気をつけるようにすれば、部屋もスッキリ見せることができます。
また背の高い家具を置いてしまうと、圧迫感を感じるという心配もありますが、その場合は白を基調としたデザインにすれば、威圧感もなくなりおしゃれな空間が広がります。
4. 1DKのインテリアレイアウト実例と部屋を広く使うポイントまとめ
今回は、1DKの部屋に実際に住む際に参考になるであろう、インテリアレイアウト方法を紹介してきました。
1DKはお部屋が広いため、インテリア方法も豊富で楽しめるというメリットがありましたね。
そんな1DKは、お部屋が広いというメリットもありますが、レイアウトのポイントはお部屋をさらに広く見せるということです。
家具の配置方法に気をつけるだけでも、大きく変わってきますよ。
是非、今回ご紹介した方法を参考にしてみてくださいね。




